11/27開催 Deep Learning Lab の「Ignite 2019 最新アップデート AI & BigData」セミナーで Cognitive Services 編を担当いたしました。
Cognitive Services は今や約30種類、Web API で即使える AI パーツという位置づけは変わらないものの、より現場で利用するための手間を省いて利用できるサービスに成長してきました。
そういった “より現場向け” のサービスとしては Form Recognizer や Personalizer が挙げられます。
Cognitive Services Form Recognizer は単なるOCRではなく、フォーム(表) を Key-Value 型で取得できます。OCRを行って、それぞれの位置に表示されるデータの意味づけを行って...という作業を省くことが出来、すぐにデータ活用が可能です。フォームのフォーマットに対応できるので、見積書やレシートといったアイテム数が異なる可能性のあるフォームも柔軟に対応できます。
Cognitive Services Personalizer はパーソナライズした推奨アクションを出力できるサービスです。ユーザーの情報やアクションなどのデータを取り込んでパーソナライズ エンジンを自動作成でき、推奨アクションに対するユーザーの対応を取り込んで自動で再学習する仕組みも備えています。
また、Ignite 2019 アップデートでは日本語の機能強化が目を引きました。Text Analytics の Sentiment (ネガポジ分析) V3 や、Language Understanding の PreBuilt Domains & Entities (よく利用するシナリオでの会話およびエンティティのセット) で日本語強化が行われています。
音声⇔テキスト変換を行う Speech Services では Custom Neural Speech が強化され、カスタムの音声出力エンジンが作成可能になっています。
Web API してサービスを拡張してきた Cognitive Services は、実はローカルやエンジでの利用ができるようになっています。
Docker コンテナーとして組み込む方法、およびモデルExport を行う方法の2つがあります。Docker コンテナーは Computer Vision | Face | Anomaly Detector | | Form Recognizer | Language Understanding (LUIS) | Speech Service API | Text Analytics が利用可能です。
モデル Export に対応している Custom Vision は CoreML | TensorFlow | ONNX | Dockerimage | Vision AI Dev Kit で Export でき、 CoreML | TensorFlow | ONNX は完全にオフラインで利用できます。
Azure Search 改め Azure Cognitive Search は、AI 機能を取り込んでメタデータを増強したデータをインデックス化して、よりリッチな全文検索を可能にしています。